IT記者会講演再録

IT記者会Reportに掲載したインタビューと講演再録です

大和田昭邦氏(ダイナックス高松代表取締役)【上】 

地方都市で元請として踏ん張る 自社より高技術の会社に外注 ――大和田さんとお会いするのは、実は今日が初めてなんですけど、私が取り組んだ過疎地の町起こしプロジェクトに、激励のメールを送っていただいたたことがある。その後、Swimy(メールベースの会員…

大和田昭邦氏【下】

パソコンでCOBOL ――現在はどういう仕事が中心なんですか? 大和田 今は四国電力が最大のお得意さん。電力の制御系システムを一括で受託している。それとか自動車メーカーに直契約で人を出している。というのは昔ね、私は東芝にいて制御系のハードウェアを開…

国分芳宏氏(言語工学研究所代表取締役)いま再びの日本語(1)

仕様書用ワープロを作りませんか 情報システムの要求仕様書用のワープロができないか、という筆者の問いかけに、「当社の構文解析技術を応用すれば、そんなに難しくないんじゃないか」という人が現れた。言語工学研究所の代表取締役・国分芳宏氏だ。1970年代…

国分芳宏氏(2)

仕様書用ワープロを作りませんか 文の意図を解析する 国分 でも文章のプロでしょ? だから分かっていただけると思うけれど、一般の文法は主語と述語で整理する。文を名詞、形容詞、動詞、副詞、接続詞に分解して、その関係性を理解する。ところが我われの日…

国分芳宏氏(3)

この記事は2009年3月現在のものです 仕様書用ワープロを作りませんか 「など」の排除は当たり前 ――ここまでのお話を整理しますと、文の曖昧性を生み出す原因は係り受け、並列構造、表記の揺れ、代名詞の4つ。「など」「および」はあまり問題じゃない、とい…