IT記者会講演再録

IT記者会Reportに掲載したインタビューと講演再録です

組込みDX推進セミナー 河村健夫氏(組込みIoTイノベーション議員連盟会長)開会挨拶

8月26日午後3時から6時まで、東京・永田町の衆議院第二議員会館で「組込みDX推進フォーラム」が開かれた。主催は経済産業省(情報産業課)、組込みシステム技術協会(JASA)、組込みイノベーション協議会(EI協議会)が共催、組込みIoTイノベーション議…

中谷多哉子氏(放送大学情報コース教授)が語る「もう一つのDX」とはー下ー

中谷 話は変わりますが、デジタルネイティブの話をします。物心ついたときはインターネットが当たり前だった世代が新しいビジネスを考え出す、クリエートしていく。思いついて実行するには、ITシステムの技術的負債を解消して、新たなデジタル技術を導入し…

中谷多哉子氏(放送大学情報コース教授)が語る「もう一つのDX」とはー上ー

5月24日、東京・亀戸の江東区亀戸文化センターで「SERCフォーラム〜DXがもたらすソフトウェアエンジニアへのインパクト〜』(主催:ソフトウェア・メインテナンス研究会、増井和也代表幹事)が開かれた。その冒頭、基調講演として演台に立った放送…

AI/ビッグデータ時代の無形資源「数理資本」について話そう 経産省・情報技術利用促進課課長 中野剛志氏(下)

中野剛志氏 理数系人材の産業界での活躍に向けた意見交換会についてはこのURLを参照してください https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/risukei_jinzai/index.html 極端な話、紙と鉛筆があればいい もう一つ分かったことは、数学をやるにはスーパーカミ…

AI/ビッグデータ時代の無形資源「数理資本」について話そう 経産省・情報技術利用促進課課長 中野剛志氏(上)

経済産業省と文部科学省が共同で「理数系人材の産業界での活躍に向けた意見交換会」を設置したのは昨年8月。今年3月12日の第5回で終了し、報告書『数理資本主義の時代~数学パワーが世界を変える~』が公開された。意見交換会を設置した裏事情、数理資本…

会計検査院のIT検査について 土肥亮一・業績検査計画官の話を聞く

会計検査院が公共機関のIT費用について検査体制を強化している、と聞いて取材を申し入れた。筆者の特ダネにすることもできるけれど、IT記者会に加盟する記者諸氏と情報を共有すれば世の中に周知する効果は何倍にも拡大する。ということで、IT記者会の2月例会…

柴山昌彦文科相 「未来の学びプログラミング教育推進月間」にあたって

文部科学省のホールで「未来の学びプログラミング教育推進月間」の会見が行われたのは2月18日。開会を知らせる司会者の声と同時に、推進月間に協力する企業(Apple Japan、グーグル、トヨタ自動車、本田技研工業の4社は欠席)の代表者が入場し、記者席と向…

ユーザー中心のサービスデザインとは Govtech Conference Japan 2019 パネルディスカッション

Govtech Conference Japan 2019 のオープニング すでに旧聞に属する1月16日、東京・永田町で経済産業省が主催する〈Govtech Conference Japan 2019〉が開かれた。その要点は折を見てまとめるとして、本稿ではパネルディスカッションの1stセッション「ユーザ…

サマータイムの基礎知識 国際大学GLOCOM客員研究員・楠正憲氏

情報法制研究所が9月2日に開いた「サマータイム導入におけるITインフラへの影響に関するシンポジウム」の基調講演、2番手で登壇した国際大学GLOCOM客員研究員・楠正憲氏の「サマータイムの基礎知識」を再録する。1948年から52年まで実施された「日本の…

サマータイムに関する現状の認識整理 立命館大学情報理工学部教授・上原啓太郎氏

猛暑・酷暑がひと段落した9月2日(日曜日)、一般財団法人情報法制研究所(鈴木正朝理事長、略称=JILIS)主催で「サマータイム導入におけるITインフラへの影響に関するシンポジウム」が開かれた。鈴木理事長によると、にわか仕立てのシンポジウムにもか…

この国にイノベーションを起こすのは就労者が減ることかも IIJ代表取締役会長・鈴木幸一氏

記者懇親会は代表取締役社長・勝栄二郎氏の挨拶で始まった 埼玉県熊谷市で過去最高となる41.1度を記録した酷暑の日、東京・丸の内でインターネットイニシアティブ(勝栄二郎社長、略称:IIJ、東証1部上場、2018年3月期売上高は176,051百万円)の記…

「COG2018に向けて」冒頭2氏のショートコメントを文字起こししてみた

6月17日(日)の「COG2018に向けて」でのショートスピーチを再録する。ショートスピーチは審査委員長・城山英明氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)、LINE執行役員公共政策・CSR担当・江口清貴氏だった。審査員4人によるダイアログ(パネルトーク)は…

「デジタルレイバー/デジタル・トランスフォーメーション」という考え方(2) 田中淳一氏(KPMGコンサルティング執行役員パートナー)

ところが多品種少量、企画とか営業とか、そういうところは高度化の領域で、本当はもっといろんなことをしたいのだけれど、時間がないので省略している。財務部門でも会計情報を分析して事業部門にアドバイスをしたいのだけれど、ついつい後回しにしている。…

「デジタルレイバー/デジタル・トランスフォーメーション」という考え方(1) 田中淳一氏(KPMGコンサルティング執行役員パートナー)

6月5日に行われた「RPA+働き方改革コンソーシアム」発足説明会。鶴保征城幹事長(HAL東京校長)の挨拶、山田裕美事務局長(アドバンスト・ビジネス創造協会専務理事)による主旨説明のあと、約40人の参加者が耳を傾けたのは、同コンソーシアム副幹事長に選…

発足した「RPA+働き方改革コンソーシアム」は何をねらうのか 幹事長に選任された鶴保征城氏「部分最適ではまた痛い目に」

6月5日午後4時40分から、東京・永田町で「RPA+働き方改革コンソーシアム」の発足説明会が行われた。同コンソーシアムについては⬇️を参照されたい。 www.itkisyakai.com 冒頭に行われた幹事長・鶴保征城氏の挨拶を再録する。 幹事長に専任された鶴保征城氏 …

AI・IoT時代のデータ標準化について平本健二氏(内閣官房政府CIO上席補佐官)の話を聞く(2)

データ構造の標準化の話をすると、「既存のモデルが使えない」ですとか「開発の柔軟性が失われる」といった異論がありますけれど、そんなことを言っていたのではアジャイルの時代に対応できない。システム開発の生産性を高めて品質を向上するのであれば、IT…

AI・IoT時代のデータ標準化について平本健二氏(内閣官房政府CIO上席補佐官)の話を聞く(1)

平本健二氏の肩書きは「内閣官房政府CIO上席補佐官/経済産業省CIO補佐官」と、それだけ聞くと何となく近寄りがたい。実はけっこう面白い人なのだが、それはそれ。古くは2009年の経産省アイディアボックス、最近では国内で使われている約6万種の漢字をコード…

清水吉男氏が遺した「ペアXDDP」の本意 ~派生開発カンファレンス2018から~(2)

ベテラン技術者の尊厳を取り戻す 古畑 梶本さん、ありがとうございました。 どの企業もソフト開発の仕事をオフショアに出してしまって… …という思いが、清水さんには強かったんだと思います。それで、ちょっと最初の方にもどっていただいて……。 先ほどの資料…

清水吉男氏が遺した「ペアXDDP」の本意 ~派生開発カンファレンス2018から~(1)

記事として公開しないと決めた理由(わけ) 爽やかな青空が広がった5月18日(金)、横浜開港記念会館(横浜市中区本町)で開かれた派生開発カンファレンス2018。最後を締めたのは基調対談「清水代表を偲ぶ~ペアXDDPに込めた清水代表の思いに迫る~」だった…

インフラ系へのサイバーアタック 「もしも」に備える人材育成の現場に行ってきた

サイバーアタックが何かと話題だ。社会インフラや産業基盤にかかわるシステムが誤動作や暴走を起こしたら、被害は甚大なものになる。リスクを認識し、必要な対策を講じることが重要なのだが、しかし的確な判断と指示を示せる能力の備えた高度セキュリティ人…

マイクロソフトがワークスタイルを変えた理由(わけ) 勘違いしないでください、儲けるためです

日本マイクロソフトが「テレワーク勤務制度」を実施したのは今年(2016)5月1日。勤務場所は「業務遂行可能な適正な場所」とし、在宅勤務制度とフレックス制度のコアタイムも廃止した。これって、今年2月に急逝した片貝孝夫氏(片貝システム研究所)が提唱し…

「J-SaaS全国キャラバン」パネル ITに使われない方法~要点は顧客と社員の満足度~

「J-SaaS全国キャラバン」で筆者が司会進行を担当したのは高松、大阪、札幌、名古屋、金沢、福岡の計6回。パネルディスカッションはともセミナーの最後(15:45~17:30)に設定されているため、「皆さん、残っていてくれるだろうか」「ちゃんと聴いてくれ…

派生開発推進協議会代表・清水吉男氏 XDDPから「IoT」に挑むー困難な状況をチャンスに変えるー(派生開発カンファレンス2016)

5月27日、横浜市の横浜開港記念会館で開催された「派生開発カンファレンス2016」(派生開発推進協議会主催)で、第7回目にして同協議会代表の清水吉男氏が初めて演壇に立ち、「XDDPから「IoT」に挑む」と題した基調講演を行った。派生開発/XDDPといえば既…

及川秀悟氏(ぴこねっと社長)受託でクラウド型システム【1】

昨年からIT業界は「クラウド」一色。受託型ITサービス会社の多くが戸惑いを隠せない中、「当社(うち)は10年も前からクラウド型のシステム開発に照準を当ててきた」という会社がある。(株)ぴこねっと(東京都港区愛宕)がそれだ。同社ばかりでなく、…

及川秀悟氏 受託でクラウド型システム(2)

インターネットがきっかけ――いまのお話だと、パソコン用の経理ソフト会社ですよね。オフコンがパソコンに変わっただけで、システム販売というビジネスモデルは変わっていない。それが転換したのはいつごろですか? 及川 きっかけになったのは、やっぱりイン…

及川秀悟氏 受託でクラウド型システム(3)

ビジネスチャンスは24時間・365日 及川 化粧品の通販会社はね、受注すると管理系システムが更新されて、それが宅配便会社や倉庫会社にダイレクトに配送指示を出すシステムになってます。――全自動。及川 その会社は、注文が増えると伝票を書く要員を増やさな…

ASP/SaaSの利用は大手から中堅・中小に ASPIC会長・河合輝欣氏、大いに語る

ASP・SaaSは饅頭の餡子 河合 SAP・SaaS白書は今回が3回目となるわけですが、ASPとSaaSの違いは何か、という議論にはすでに決着が着いている。SAPICの専門委員会で3年前、喧々諤々の議論をしまして、答は「見え方が違うだけで、本質は同じだ」というこ…

宇陀栄次氏 (株)セールスフォース・ドットコム 代表取締役兼米本社上席副社長(1)

郵政公社へのサービス提供が大きな話題となったのは2年前(2007年)の春。以後もセールスフォースは着々と市場を広げ、国内の契約者数は1,000社、ユーザー数は目標の20万を超えたと推定されている。なおかつ、政府の緊急経済対策を“追い風”に、官公庁からの…

谷上俊二氏/(株)TDCソフトウェアエンジニアリング代表取締役【上】

TDCソフトウェアエンジニアリングは、故・野﨑克己氏が1963年の12月、東京・神谷町に創業したソフト業界の“老舗”。今年6月、社長に就任した谷上氏は同社新卒採用一期生の純プロパーだ。就任後初の記者懇談会で「中堅ユーザーの“かかりつけ医”」戦略を打ち出…

宇陀栄次氏(2)

時間も戦略的な経営資源 私が申し上げたいのは、投入予算の大小だけではありません。いかに早く、的確にシステムを動かすか。これが現在のIT利活用に求められているということです。大きな予算を投入して長い時間をかけてシステムを作っているうちに、市場…

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